メーカー型番
スライディングシープ
(トルクカム) |
外観 |
使用感 |
5BR-17670-00 |
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F12 Fhantom 50Rの純正トルクカムです。
とにかく坂道を登れない非力感たっぷりのトルクカムです。
純正ではスタートダッシュが全くダメでしたのでドライブ側のブーリーを色々弄って「そこそこに」改善したものの、坂の手前でアクセルを戻す必要のある道路のため戻すと..ギアが落ちません。
つまりクラッチ側のセンタースプリングの力で後軸側のベルトが外周に追いやられて,その影響でドライブ側のベルトが内側に落ち込む筈なのに弱いんです。
これは業界用語ではキックバックが弱いと言うのでしょうか?
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3FC-17670-00互換 |
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ヒロチーが補修用として販売している3,150円のクラッチアッセンブリーです。
1981年型のJOG-Zです。これの部品。
クラッチベルとセンタースプリングなど一式組み込まれたキットで純正部品でメーカーに発注すると約2万円もする部品です。これはヒロチーに感謝しなくてはいけませんね。本当のここの部品はほぼ純正と変わらない品質でいいと思います。
さて、走った感じですが加速に関してはマラグーティ純正の5BRとどこが変わったのか判らない程度の変化です。
ただし、最高速が69km/hまで落ちてしまいました。 (ノ_≦。)
これはトルクカムの『ヘの字』の角度が違うからですね。若干ですがヒロチーの補修用は後半の溝が寝ていてほぼ直線です。
その影響でしょうか?これに変えたらエンジンの回転数が落ちました。
以前の5g×6個の場合、5,500回転でクラッチインして6,000回転で車体が動き出して加速をはじめ、6,500回転で引っ張って7,000回転時に最高速に達するセッティングになっていましたが、なんと5,500回転で車体が動き出してそのまま加速を開始し、6,000回転で66km/hの最高速に達します。
最高速が落ちているのよね..。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
そしてエンジンも高回転まで引っ張れなくなっている..
と言う事でウエイトを4.0g〜7.5gまで次々に試してみましたが、やっぱり重い方が車速が乗り出した後の加速感と伸びがいいんですよ。
でも出足は鈍いので坂道がちょっと危険。最終的に5.0g×3+5.5g×3=31.5gになりました。
停車状態からの加速はほとんど変化は無いけれど、後半の伸びがイマイチなんですね。
たぶん、これは失敗です。このエンジンパワーに合っていませんので飾っておきます。
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5ST-E7670-01
現行型JOG-ZR
(SA39J)の中古部品 |
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ヤフオクでゲットした現行型JOG-ZRのセカンダリから取り外しました。
中古で1,000円でしたので凄いお買い得でした^^/
2013年型のJOG-ZRです。こいつの部品です。
乗った感じですが交換したその日は違いが判らなかったのですが、翌日の朝出勤のために乗ってみるといつもと感じが違います。
ほんのちょっとウエイトを重くしてあったのですが(5.5g×3+5g×3)出足がちょっと改善されました。
これはキタコのパワードライブキットXの特性から来るものでトルクカムの特性ではないですね。多分。
トルクカムの特性と言う点ではマラグーティ純正の5BRと変速の仕方が非常に似ています。
5BRはへの字溝と言っても、緩やかなカーブを描くような変化なのと、SA39の方は直線に近い溝でもカムの回る角度が広いので似てしまうんでしょう。
乗った感じではマラグーティ純正よりこっちの方がいいです。
タイヤ交換のために東雲のライコランドまで走っていきましたが、平地で78kn/hまで普通に出て巡航できます。
立体交差の下りでは82km/hは軽く出ました。前走が邪魔でそれ以上出せませんでしたが、これはいいです。
最終的に迷ったらこれにしても良いなって感じるトルクカムでした。
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3AA-17670-01互換 |
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Webikeで買いました。ヒロチーの3AA互換です。
確か前に買ったJOG補修用と同じようなパッケージだったと思いますが詳細は忘れました。
なんせパーツだらけでどれがどれの部品だったか段々と判らなくなってきました^^;;
これが3AAを採用する5BM2型のJOGです
さて、見ての通り溝の角度がありません。直線です。
このトルクカムの特性ですが、どれも似たようなものと表現するのが正しい?
まずはカムを変えると加速時に使用する回転域が変わります。このカムの場合、SA39と同じウエイトでは全体的に1,000回転ほど落ちました。
そのままではちょっと乗れない感じだったので4.5g×6までウエイトを落として変速時の回転数を7,000回転に引き上げました。
この状態で使用するとかなり気持ちが良いですね。
最高速のトライアルが出来ていないので最終判断できませんが、この状態で78km/hまで引っ張れるならSA39とどっちにするか悩むところです
ちょっと追記です。幕張の直線で引っ張ってみました。73km/hまでは出ますがとにかく時間がかかります。
SA39は60km/h過ぎてもグイグイと引っ張り続けるフィーリングがありますが、3AAはダラダラです。
その代り登坂力があるので普段使いではこれが一番。その次がSA39ですね。 |
24G-17670-00 |
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Webikeで買いました。YAMAHA純正部品で7,235円です。^^
YAMAHA ACTIVEって言う凄く古いスクーターの部品ですが、流石YAMAHAですね。まだ在庫があるんですよ。
これが1983年製のACTIVEです。
この頃のスクーターはシート下にメットインが無くてエンジンが縦型になっていました。今のスクーターはエンジンが水平に寝ていますがこれは勿論メットインのスペースを確保するためです。
馬力も5馬力程度だったと思います。その少ない馬力を効率よく走る力に変えるためにトルクカムに工夫が施されたとのことですが、付け替えてみて...?
後で各トルクカムの開く角度を手書きで写したものを載せますが、実はこの24Gはマラグーティ純正の5BRとよく似ています。
私の手持ちのトルクカムの中で一番開く角度が少ない(=溝が立っている)のがこの24Gで、僅差でマラグーティの5BRが続きます。
確かにマラグーティのエンジンは2stのくせに5馬力程度しか出力がないのでACTIVEとよく似ています。
ところが同じ5馬力のSA39はぐぐっと寝ていて開くんですよ。こっちは4stですけどね。
2stと4stでは出力特性が違うので比較しても意味が無いのですが、トルクカムの溝の角度は変速のフィーリングに影響するので、比較すると..確かに似ています。
40km/hを超えたあたりからグイグイと加速していく感じがよく似ています。
3AA互換はほぼ直線なので速度が乗り始めるポイントが無くダラダラといつまでも速度が上がっていく感じです。
その代り停車時からの加速は3AAの方がいいですし、登坂力があります。
そうなんです、登坂力の無さが5BRに輪をかけてダメなんです。こいつは....
。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
最高速度は40km/h付近から7,000回転で引っ張り続けて72km/hってところです。
こいつもジャンク箱に仕舞っておくパーツですね。エンジンパワーが上がれば別ですが...
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KN企画
ビッグセカンダリー
直線カムの寝てる方 |
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このトルクカムはKN企画が作成したものでグランドアクシス用です。
パーツの互換表を見ても100ccの2stエンジン用ですし、他社の互換表を見てもグランドアクシス用をJOG系に流用出来るとはどこにも書いていません。
ちょっと不安はありましたが写真で見る限り流用可能と判断してヤフオクで落札しました。
8,750円と高額ですがオプションのトルクカムがセットになって17,000円相当の商品なので納得の価格です。
7019-BB-DFGP → 770mm×16.3mm(外周×幅)KN企画のグランドアクシス用
7019-SS → 770mm×17.5mm(外周×幅)KN企画のグランドアクシス用
今回はこの2本を用意して確認しました。
でもSSはダメです。今のボスに組み合わせるとベルトが太過ぎてブーリーがはまりません。
と言う事で以降はすべて7019-BB-DFGPでの話です。
まずはこの直線カムの寝ている方から試したのですが、上の24Gのカムでセットした4.5g×6のウエイトローラーではクラッチを繋ぐと7,000回転で動き出してすぐに7,500回転に上昇します。
これってセンタースプリングを強化したような反応ですね。これだとエンジンが回るだけで前に進まないので6.5g×6に変更しました。
このウエイトだと7,000回転で加速するので良いのですが最高速が66km/hまでしか伸びないことと、坂が登れません。
キタコのトルクカムの説明でもこの手の直線カムで寝ているタイプはパワーがないと使い切れないとの事ですので諦めます。
もっとも加速フィーリングも私向きではありません。どこまでもダラダラと加速していくので気持ち良さがないんです。
ちなみに似たような直線カムで寝ている3AA互換カム(2つ上のカム)の場合、への字から交換すると変速のエンジン回転域が1,000回転落ちましたが、こいつの場合1,000回転上昇しました。
トルクカムの交換は変速のフィーリングが変わるだけと思っていましたが、上がったり下がったり相反する反応が出るのは不思議ですね。
坂が登れないのは明らかにウエイトが重いからでしょう。他のカムでも6.5g×6だと登坂力がガクッと落ちるので、更に重いウエイトはちょっと試せません。
最後に5.5g×6に変更してみました、6,500回転で加速を開始して7,000回転で引っ張っていくのでこのウエイトがぴったりですね。
最高速は74km/hまで出ます。ですがウエイトが軽くなった分、50km/hからの加速が鈍くなっています。
最高速の74km/hまで延々とかつダラダラと速度が上がっていく感じでダメですね。登坂力はちょっと改善されたかも。
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KN企画
ビッグセカンダリー
直線カムの立っている方 |
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残念ながら試していません。
立っている分、寝ている方より合っていると思いますがカムが直線=ダラダラ加速なのでパスしました。
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KN企画
ビッグセカンダリー
への字カム |
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こっちは結構気に入りました。
変速のフィーリングはキタコのベルトであればSA39の新型JOG-ZR用にかなり似ています。
ベルトを3AA-17641-00に変更すると全体的にトルクが薄くなる感じです
3AA-17641-00 → 755mm×16.0mm(外周×幅)YAMAHA純正BW's50用
465-0035010 → 755mm×16.5mm(外周×幅)キタコのBW's50用
7019-BB-DFGP → 770mm×16.3mm(外周×幅)KN企画のグランドアクシス用
この三本では最終的にキタコに戻しましたが、KN企画のグランドアクシス用もかなりいいです。
変速フィーリングはカムの角度と形で決まるのでベルトを交換しても変化はありませんが、長さと幅を変えることで最高速の出方が変わります。
KN企画のグランドアクシス用のベルトはそのままでは長くて使えないのですが、ビッグセカンダリを入れたことでブリー径が大きくなりこの長さでもブーリーからベルトがはみ出すことがありません。
つまりゼロ発進時にドリブン側ブーリーの、より外周側を使える訳で加速に有利&坂道も有利と考えましたが、顕著な効果は出ませんでした。
でも最高速は幕張で75km/hまででますので湾岸を走れば恐らくSA39と同様に78km/hまで出るでしょう。
この変化もキタコのベルトとKN企画で差がありませんでした。15mm長くなって外周まで使えるようになっても幅が細くなった事で相殺されたんでしょうか。
キタコではビッグセカンダリーに変えた意味が無いので、翌日NTBの『YV 16.5-760A』に変えました。
こちらは大きくなったセカンダリーの外周一杯まで使えるようになり、ちょっとだけ良くなりました。
それ以上にこのベルトはKN企画の『7019-BB-DFGP』と比べて0.5mmほど太いので、最初からベルトの食いつきがいいです。
ウエイトも6g×6個に上げましたがエンジン回転域は6,500〜7,000回転をキープしているのでこの組み合わせで暫く走ります。
一週間も走ればベルトが馴染んでくるので、恐らく今までの中で最高の組み合わせになると思います。
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27V-17670-00 |
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これはまだ試していません。
これの部品です。
YAMAHAって部品番号の管理が面倒ですよね。
形式が2JAで、モデル名がCG50Eで、部品が27Vと..
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3AA-17670-00改 |
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これはまだ試していません。
3AAの純正パーツを改造して溝を上下に0.5mmずつ広げたものです。
こうする事で高速側ではよりベルトが落ち込んで最高速がアップし、低速側では閉じてベルトが外周側に移動するのですが、ビッグセカンダリを買ってしまったので不要になりました。
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